KonifarPod

徳島にいながら Startup Weekend Tokyo に参加してきた

   

Pocket

Startup Weekend というイベントをご存知でしょうか?

直訳すると週末起業ですがまさにその通りで、週末金曜夕方から日曜夜までの54時間で本当にスタートアップしてしまおうというスピード感溢れるイベントです。コンセプトなどはこちらの動画がわかりやすいと思います。

と言っても、起業を考えている人だけが集まるイベントではありません。僕も起業は全く考えていませんが、過去にエンジニアとして2回参加しました。起業が目的でなくとも、ユニークな人たちとその場でチームを組み、問題を解決しながら一つのアイデアを育てていくプロセスはとても学びが多く刺激的です。

Startup Weekendは、世界中で900回以上開催され、ワールドワイドなイベントに成長しています。日本でも、東京・京都・大阪・福岡などの主要都市はもちろん、昨年は沖縄でも開催されました。

そんな面白イベントですが、実は先日 2/8(金)〜2/10(日)に東京で開催されていて、徳島にいる僕は飛び入りで参加することになりました。

 

Porunaref

あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
『おれは徳島でゴロゴロしていたと思ったらいつのまにか東京のイベントに参加していた』
な・・・何を言ってるのかわからねーと思うが
おれも何をされたのかわからなかった・・・
催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ・・・

 

もともと参加する予定は全くなかったためポルナレフ気分MAXだったのですが、結果として面白い体験ができたので備忘がてらまとめておこうと思います。

  

(1)お誘い、そしてSkypeMTGへ

徳島滞在の最終夜8日(金)。PCいじりながらゴロゴロしていると、Akihiro HabuchiさんからFBメッセージが届きました。

Skitch

Habuchiさんは、僕が昨年8月にStartup Weekend に参加した時にメンターさんとしてお世話になった方で、もともとイベントのオーガナイザーとして運営に携わっていた人です。今回は参加者として参加されたようで、以前大変お世話になった僕は「まあ明日の夜行バスまで時間あるし、助言くらいなら是非手伝いたい!」と快諾したのでした。

 

翌日9日(土)、朝7時に起きて朝飯を食っていると、Habuchiさんからまたまたメッセージが。

Skitch2

SkypeMTGへのお誘いでした。Startup Weekendらしいスピード感です。最終日は夜まで予定はなかったので快諾しました。むしろ、7日に見学したサテライトオフィスで聞いた遠隔業務を体感できるとか僥倖!と若干浮かれていた感じですね。色々準備をしながら10時を迎えました。

 

(2)MTG、そしてサテライト参加決定

Skypeをつなげ、東京のMTGに参加しました。皆さん初対面だったので軽い自己紹介をしてから、チームリーダーのHabuchiさんから今回解決したい問題と、それを解決するサービスの構想を説明してもらいました。

東京の臨場感がビンビン伝わって来て、かなり参加したくなってくる感じでしたね。

ちなみにこの時、横には僕の服の上で犬が気持ちよく寝ていました。ギャップやばいw

2013 02 09 09 43 28

 

今回のチームの解決すべき問題は『人事面接の日程調整にかかる煩わしさ、コストを何とか削減したい』というものでした。それに対するHabuchiさんの解決のアイデアは『パズルのように簡単に日程調整ができる仕組みの構築』で、イメージ的には調整さんを応用したような感じです。

チームの構成は、全部で6人(マーケッター3人、エンジニア1人、デザイナー1人)というかなりバランスがいい感じでした。

Business側とDevelop側に役割を分けたり、これから1日半をどう使っていくかスケジュールをたてたり、作るサービスのイメージを共有したりしてるのを徳島から画面越しに見て、「面白そうだなーいいなー」とか考えつつ少し意見を交換して全体のMTGは終わりました。

続いてDev側の Kazumichi Moromizatoさん、Fuinori Satoさんと SkypeMTGになりました。どんなものを作っていくか、役割分担やソースの管理方法などを先に決めておくわけですね。しかし、Skypeで話していると何やらちょっと認識の齟齬が・・・。

 

M「どう役割分けてやりましょうかね。ちなみにこにふぁーさんはどのあたりできますか?」 

俺「あ、一応サーバーサイドはJavaは普通にかけます。あとはRubyも少しいけます。フロントサイドは、まあHtml, CSS, jQueryあたりはかけるので、Bootstrapとか使えば簡単なページならだいたい組めますね。デザインは無理ですw」

M「そうなんですねー私は普段サーバーサイドPHPをメインに使ってます」

S「自分はデザインとかその辺はできますね!」

M「じゃあ自分がサーバー側ですかね!」

俺「・・・あ、ちょっといいですか?」

M「はい。」

俺「あのー・・・自分実は今日HabuchiさんからSkypeMTG出ないかって誘いを受けただけで、がっつり絡む感じではなかったんですよねw」

S「www」

M「そうなんですかw」

俺「はいw しかも今日夜行バスで東京帰るんで、16時半くらいまでしか作業できないんですよねw」

M「www」

S「www」

 

さぁどうしようw状態になったわけですが、MoromizatoさんとSatoさんと話しあう中で、自分もできる限り関わらせていただくことになりました。もともと楽しそうだなーと思いながらSkypeしていたので、棚ぼたラッキーだったわけです。

  • Moromizatoさん ⇒ サーバーサイド(Cake PHP)
  • Konifar ⇒ フロントサイド(jQuery, TwitterBootstrap)
  • Satoさん ⇒ デザイン全般(ロゴ、キャッチ画像作成等)

という役割分担でスタートし、期せずしてサテライト参加することになりました。この時点で時刻は12時くらいで結構カツカツ。ワクワクドキドキという感じでした。

 

(3)コーディング、迫るタイムリミット

フロントサイド役だったのですが、画面のイメージがない状態だったのである程度自分で想定して荒削り版を作ったらメンバーに公開してフィードバックをもらう、という形で進めることにしました。

個人的な考えですが、少人数のチーム内でのエンジニアの役割というのは単なるコーディングだけではないと思っています。特にStartup Weekendのような短期間集中型で作り上げる場合、スピード感を持ってサービスの産まれる過程を共有することで、メンバーのモチベーションをガンガンあげていくのも重要な役割です。

今回はそれを強く意識して、どんどん作っては共有することを心がけてみました。・・・とは言えフロントは本職でないのでコーディングのスピードはたかがしれてるんですけどね・・・精進します。

 

サービスのイメージを考えながら、とりあえず何も考えなくてもいいトップページから手をつけました。Dropbox共有とかしつつコーディングして、FBグループで共有。

Skitch3

 

ここまででだいたい1時間弱かかり、13時になりました。

これをベースにデザイン等をSatoさんにお願いしてから昼飯。なんか昼飯食っていると徳島にいることを思い出して変な感じでした。

食い終わって、引き続きコーディングです。早く作ってサーバーサイド担当のMoromizatoさんに渡さないと、自分がボトルネックになって作業が進まなくなるかもしれないのでガリガリやりました。サテライトだと東京の状況がリアルタイムで把握しにくいので、少し不便だなと感じましたね。

 

『人事担当者の日程調整業務』がどんなものかわからず困ったのですが、かといって時間もかけられないのである程度は適当に作って15時くらいにFBグループに公開。

Skitch4

Bootstrap丸だしですw しかも『パズルのように簡単に日程調整』というコンセプトからは遠くかけ離れた無味簡素感です。しかしここで公開してフィードバックをもらえましたし、Dev側もなんか進めてるということをチーム内で共有するのはやはり重要だと思います。

 

16時くらいになって、Satoさんからデザインしたトップページを共有されました!

Skitch5

 おおー!素晴らしいです!自分もこういうロゴとかさくっと作れるようになりたいです。これを元に、Business側のメンバーがキャッチコピーや説明の文章を考えてくれます。なんかチームメンバーそれぞれが持ち味を活かして動いてる感じで素晴らしいなあと感じました。

このまま作業したかったのですが、16時半になり徳島から東京に帰るタイムリミットがきてしまいました。Moromizawaさん、Satoさんに申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、個人用の申請ページを途中まで作って途中離脱することにしました。

2013 02 11 13 06 14

 

 

(4)深夜バスコーディング

21時45分の深夜バスまでに友人と食事をしている間も、動きが気になったのでFBはちょくちょく見ていました。遠くにいてもFBグループでこまめにやり取りをしているとあまり不便さは感じないのだなと感じましたね。  

Skitch6

19時にはSatoさんがFBページを作ってくれたようです!いいですねー。

Businessチームも企業の人事担当者にインタビューをしたりして、翌日のプレゼンに向けて着々と準備を進めていました。

さらに、20時半にはMoromizawaさんがサイトを公開!サービス名はPudule!とりあえず事前登録を受け付けられるようになりました!早い!

Skitch7

 

バスの時間まであと1時間に迫ったところで、MoromizatoさんからFBでこんなメッセージが!

Skitch8

・・・これはやるしかないでしょう!ということで、バスの中で作業することに決定しました。初の深夜バスコーディングです。初というか、たぶん最初で最後マデアル。

 

21時45分にバスに乗車しました。夜はこれから、という感じです。

2013 02 05 06 29 06

 

深夜に作業すると他の乗客の迷惑になるのが心配だったのですが、席についているカーテンがしっかりしていて、締めると完全に個室みたいになりました。ディスプレイの光量を最低にして作業すれば、問題なく作業できそうな感じです!

実際に作業してみると意外と快適で、これは結構集中できるのでは!と新発見でした。

・・・乗り物酔い以外は。

Skitch11

 まあ耐えられないほどではなかったのでそのまま作業していったん共有しました。

Skitch9

 

Skitch10

またもやBootstrap丸出しで申し訳ない感じです。しかし反応を見るとそのまま進めてよさそうな感じだったので、続けて作業していきました。離れて作業をする場合、意識的にちゃんと反応を返し合うことが結構重要なのだとしみじみ感じましたね。

 2時くらいまで細かい作業をしていたのですが、トンネルが多くなりネットワークが死んでしまったので寝ることにしました。普段どれだけGoogle先生に聞きながらコーディングしてるかを再認識させられます。

ちなみに初の深夜バスコーディングで僥倖だったのは、各席に電源があったことです!嘘だと思って差し込んでみたら普通に充電できて一人でにやけてしまいました。JRバスさん最高です!

 

(5)東京到着!そして完全に離脱・・・

7:00に東京駅に到着し、8時に帰宅しました。17時までガッツリ作業したかったのですが、僕は11時から別の用事があったり嫁とご飯食べたりする必要があったので、もう作業ができない状態でした。FB上でメンバーに挨拶をして、完全に離脱することにしました。

夕方からのプレゼンに向けて追い込みという時に離脱してしまったのですが、その後もすごいスピード感で作業をすすめ、何とか間に合ったとのことでした。素晴らしいです!

当日の様子はToggetterにまとめられていました。当日のまとめはこちら

企業の人事向けのサービスということで、美人の人事さん(通称美人事)たちと一緒に打ち上げまでしたらしいです。まじで行きたかった・・・!金曜の夜に初めて会ってチームを組んだにもかかわらず、日曜の夜にそこまで打ち解けて話せるようになったところを見て、本当にいいチームメンバーだったのだなあと感じました。

Skitch12

一度も会うことなくジョインしたのですが、プレゼンのメンバーの中に入れてもらいました! ありがとうございました!ちなみに写真は別の用事の時に急遽撮ってもらったものです。

 

【徳島からサテライト参加してみて感じたこと】

今回、HabuchiさんからStartup Weekendに誘っていただき、サテライト参加という貴重な経験ができてよかったです。実際にSkypeやFacebookなどでやり取りしながら作業してみると、色々と感じることがありました。普段からSkype会議とかしてる人にとっては当たり前なのかもしれませんが、自分の感じた2点をまとめてみます。

 

(1)なんだかんだ会って話せた方がいい

やはりサテライトより会って話して作業した方がいいなあと感じました。もちろんそこまで不便はないのですが、リアルタイムでメンバーの状況を把握できた方が作業する上でやりやすいです。徳島でサテライトオフィスの話を聞いてきたのですが、実際にやってみると思っていたよりも意思疎通するのに工夫がいるのだと感じます。まあこのへんは慣れで解決できるレベルなのかもしれません。自分は初めてだったので結構とまどいました。

 

(2)意識的にはっきり反応をすべき

離れたところで共同で作業する上で一番不安なのは、チームメンバーの状況や感情が見えにくいことです。これどう?みたいに気軽にすぐ聞くことができないですし、Facebook上でのフィードバックよりも顔を合わせて意見を交換する方が本音で語れる気がします。

サテライトだとそれができない分、誰かが質問をしたり意見を出したりした時は意識的にはっきりと反応を返すべきだと思います。他のメンバーにとってはMTGをしているだけだとしても、遠隔地にいるとなんだか何も反応がないコワイみたいになりがちです。まあこれは自分が根がチキンだからということもあるんですけどね。逆に、誰かが反応を返してくれるとそれだけでかなり嬉しかったです。個人的には、ちょっとやり過ぎと思うくらいでちょうどいいと思います。Facebookでやり取りをするのであれば、いいね!やコメント機能を効果的に使うというのも一つですね。

 

徳島に帰って、 サテライトオフィス見学、サテライトイベント参加、と非常にいい経験をさせてもらいました。人事面接日程をパズルのように楽しくする『Pudule』は、イベント終了後も継続して形にしていくそうです!現在、ローンチに向けて事前登録受付中なので、興味のある方は是非登録してみてください!

Pocket

 - レポート